角の上 KADONOUE クライアントの課題を見抜く!広告映像プロデューサーが使うヒアリングシートの極意 | 角の上

クライアントの課題を見抜く!広告映像プロデューサーが使うヒアリングシートの極意

はじめに:なぜ「課題把握」が広告成功のカギなのか

広告映像制作において、最も重要なのは「美しい映像」でも「派手な演出」でもありません。
本当に大切なのは、クライアントの“本当の課題”を見抜くことです。
多くの企業が「動画を作りたい」という表面的な要望を持っていますが、実際の目的は「売上を伸ばしたい」「採用を強化したい」「ブランドを再構築したい」といった経営課題です。
映像はその解決手段の一つに過ぎません。
だからこそ、角の上では初回ヒアリングを徹底的に行い、目的を共有し、課題の本質を言語化することからプロジェクトを始めます。

角の上が重視する「7つの課題把握ポイント」

角の上では、長年の広告・映像制作経験をもとに、クライアントとの打ち合わせで必ず確認する7つの視点を整理しました。
このフレームを使うと、表面的な課題ではなく“本質”が浮かび上がります。

① 企業・事業の理解
事業内容・強み・競合を正確に把握する
経営者のビジョンや中期目標を確認する

② 広告・映像の目的設定
「なぜ今つくるのか?」という目的を明確にする
成果の指標(KPI/KGI)を設定する

③ ターゲット理解と顧客インサイト
理想の顧客像(ペルソナ)を言語化する
顧客の価値観・悩み・行動パターンを把握する

④ ブランド・コミュニケーション
ブランドを「人」に例えて性格を定義する
現状と理想のイメージギャップを整理する

⑤ マーケティング・展開方法
映像の活用シーン(SNS、展示会、採用など)を明確にする
配信チャネル・スケジュール・予算のバランスを確認する

⑥ 組織・意思決定フロー
意思決定者・関係部署を特定する
社内調整の課題を先に把握しておく

⑦ 自由意見・その他
担当者が個人的に「こうなったら嬉しい」と思うゴールを聞く
プロジェクトの“感情面”も共有して信頼関係を築く

角の上の映像プロデュース哲学

角の上は、金沢を拠点とする広告映像プロダクションです。
“クライアントの想いを映像化する”のではなく、
“クライアントの課題を解決する映像をつくる”ことを信条としています。
商品の魅力を正しく伝える
ブランドの世界観を映像で体現する
見た人の心を動かし、行動を変える
そのためには、ヒアリングがすべての出発点です。
課題を正しく理解すれば、撮影手法や構成、
音楽やナレーションのトーンまで、
すべてが一本のストーリーで繋がります。

まとめ:「聞く力」が“良い映像”を生む

広告映像のクオリティは、機材や編集技術だけでは決まりません。
最初の1時間のヒアリングで、完成度の8割が決まると言っても過言ではありません。
角の上では、この「課題把握」を通して、
クライアント・スタッフ・視聴者の三方が笑顔になる映像づくりを追求しています。