角の上 KADONOUE 現場から生まれる戦略と「両利きの経営」~広告映像プロデューサーが語るブランディング成功の秘訣~ | 角の上

現場から生まれる戦略と「両利きの経営」~広告映像プロデューサーが語るブランディング成功の秘訣~

こんにちは。金沢市で広告映像制作・ブランディング提案を行っている角の上の加藤です。企業やお店の映像を数多くプロデュースしてきた経験から、今日は「現場から戦略を生み出す組織」と「両利きの経営」についてお話しします。これは、映像制作や企業ブランディングを成功させるためにも欠かせない考え方です。

両利きの経営とは? 映像制作にも通じる戦略思考

「両利きの経営(Ambidextrous Management)」とは、経営学で有名な考え方で、
●探索(Exploration):新しい挑戦や事業開発
●深化(Exploitation):既存事業の改善や効率化
この両輪をバランスよく進める経営スタイルです。広告映像や企業プロモーションでも同じことが言えます。新しい映像表現やSNS戦略(探索)と、既存ブランドイメージの磨き込み(深化)の両方が揃ってこそ、ブランドは強くなります。

成功企業に共通する「現場起点型」の両利き経営

私が支援してきた企業や、サイバーエージェント・リクルートといった成功企業の事例を見ると、現場起点の両利き経営には次の共通点があります。

  1. 変化を常態化する文化
    新しい挑戦も改善も、日常の一部として自然に受け入れる土壌があります。
映像制作の現場でも、日々の小さな改善が大きなクオリティ向上につながります。
  2. 企画はハブ
    現場で得た一次情報を企画部門が翻訳し、探索(新しい挑戦)と深化(既存強化)をつなぎます。角の上でも、撮影現場の空気感や顧客のリアルな声を企画に落とし込みます。
  3. 戦略は会議室からは生まれない
    顧客や市場から直接得られる情報が、最も精度の高い戦略の源泉です。広告映像も、机上ではなく現場の温度感から作る方が刺さります。
  4. 営業が企画・人事を担う
    現場と戦略が直結し、スピードと精度が飛躍的に向上します。営業経験者は人事にも強く、必要な人材配置が素早くできます。
  5. 感情労働の力
    変化に伴う不安や抵抗をやわらげ、組織やプロジェクトをスムーズに動かします。映像制作でも、クライアントやスタッフとの信頼関係を築くために重要です。

角の上が提案する「両利きの経営 × ブランディング」

金沢の広告映像制作角の上は、両利きの経営の発想をブランディングに応用しています。

●探索の視点:新しい映像表現、SNSキャンペーン、新規顧客層へのアプローチ
●深化の視点:既存顧客との信頼を維持する高品質な映像、ブランド統一感のあるデザイン

これらを両立させるため、撮影現場や打ち合わせで得た一次情報と空気感を企画に反映。企業やお店のブランド価値が、挑戦(探索)と信頼(深化)の両面で成長するよう提案します。

現場起点型ブランディングの流れ

●現場で顧客の声と空気感を掴む(営業・制作)
●企画が探索(新規挑戦)と深化(既存価値強化)に振り分ける
●人材・チームを最適化して実行
●映像やキャンペーンでブランドを発信し、現場で効果を検証
この循環が速い企業ほど、市場の変化に強くなります。

まとめ:現場から生まれる戦略がブランドを強くする

「両利きの経営」は、企業の経営戦略だけでなく、広告映像制作やブランディングにも直結します。
角の上では、現場で拾った生の情報と感情まで含めた空気感、そして変化を恐れない文化を組み合わせ、探索と深化を同時に進めるサポートを行っています。ブランドを「挑戦」と「信頼」の両輪で育てたい方は、ぜひ角の上にご相談ください。